取得可能な国際資格取得コース
包括的な評価システムを中心とした最もベーシックなコースです。このコースは日帰り旅行や短期の冒険をされる方、災害ボランティアの方などを対象としています。目の前で発生する事故、災害による傷病者への評価を中心に学びます。多くの方に受講していただきたい最も基礎的なコースです。
受講対象 |
・16歳以上(20歳未満の方は保護者の同意が必要) ・野外での実習に参加可能な方
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シラバス |
傷病者評価システム(PAS); 一次救命処置(CPR、AED、気道異物除去、大出血への処置など)、重要器官系の理解(循環器系、神経系、呼吸器系)とその重要器官系への問題、不安定なケガ(骨折など)、安定したケガ、副木(スプリント)固定ガイドライン、低体温、高体温と熱中症、溺れ、雷、感電、傷や火傷、毒、アナフィラキシー、傷病者の移動 、最終試験 |
認定カリキュラム時間数 |
20時間 |
認定Certification(知識および技能の証明) |
コースへの100%受講、筆記および実技テストでの80%以上の到達により Wilderness Medical Associates International認定 Wilderness First Aid(WFA)およびILCOR 準拠Adalt CPR |
Certification(知識および技能の証明)の有効期限/更新 |
Certification(知識および技能の証明)取得日より3年間/更新の際にはWFAベーシックコースの受講または、 上位のWAFAアドバンスコースの受講が必要です。 |
マテリアル(教材) |
・携帯フィールドガイド(撥水シート) ・クラスノート ・SOAPノート(処置記録ノート) |
数日または数週間のアウトドアスポーツ、冒険などをされるプロフェッショナルのために設計された、エントリーレベルのコースです。ディレクタークラス、登山リーダー、過酷な環境や状況で活躍される方のための包括的な講習です。医療アクセスが劣悪な環境で長引く傷病者のケアをカリキュラムに含みます。
受講対象 |
・16歳以上(20歳未満の方は保護者の同意が必要) ・野外での実習に参加可能な方 (*WFA(ベーシック)資格を保持していない方も受講可能です) |
サンプルシラバス |
1日目 オリエンテーション、感染対策、傷病者評価システム、循環器、呼吸器系、CPR、AED、一次救命処置 ケーススタディ、神経系、脊椎マネジメント、筋骨格系の怪我、脊椎損傷の疑いのある傷病者の移動、副木(スプリント固定)、実習(傷病者評価システム) ケーススタディ、体温調節、咬傷と刺傷、感電、落雷、溺れ、傷や火傷、アレルギーとアナフィラキシー、簡易搬送、実習(傷病者評価システム) ケース·スタディ、バックカントリー薬、医療、法的な問題、実習(傷病者評価システム)、シミュレーション(シナリオに基づいた総合実習)、最終試験 |
認定カリキュラム時間数 |
40時間 |
認定Certification(知識および技能の証明) |
コースへの100%受講、筆記および実技テストでの80%以上の到達により Wilderness Medical Associates International認定 Wilderness Advanced First Aid(WAFA)およびILCOR準拠Adalt CPR |
Certification(知識および技能の証明)の有効期限/更新 |
Certification(知識および技能の証明)取得日より3年間/更新の際にはWAFAアドバンスコースの受講または、上位のWFRプロフェッショナルコースの受講が必要です。 |
マテリアル(教材) |
・オレンジフィールドガイド(撥水加工テキスト) ・クラスノート ・SOAPノート(処置記録ノート) |
WFRプロフェッショナルコースは、WAFAアドバンスコースを基礎にし、より過酷な環境や、高度なチームレスキューなどをカリキュラムに含むコースです。そのためこのコースを受講するには、有効なWAFAライセンスが必要です(*1)。 WFRは、すべての野外で活動される専門家や愛好家のための決定的な総合的な救急法トレーニングコースです。チームのリーダーとして活動される機会がある方にはお勧めです。
受講対象 |
・有効期限内のWAFAを保有している方*1 ・16歳以上(20歳未満の方は保護者の同意が必要) ・野外での実習に参加可能な方
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サンプルシラバス |
1日目 オリエンテーション、傷病者評価システム;循環器/呼吸器系、PASのドリル;救命処置(ヘルスケアプロバイダ·レベルのCPR) テスト/事例レビュー、神経系、脊椎マネジメント、筋骨格系、PASのドリル、脱臼、患者固定化、搬送 テスト/事例レビュー、緊急出産、アレルギー&アナフィラキシー、高地障害、スキューバダイビング、凍傷、溺水、捜索救助、牽引、副木(スプリント固定)、シミュレーション(総合実習) ケース·スタディ·レビュー;バックカントリー薬、毒素、医療キット、PASのドリル、最終試験、技能試験 |
認定カリキュラム時間数 |
講習 40時間 事前課題(30時間) |
認定Certification(知識および技能の証明) |
コースへの100%受講、筆記および実技テストでの80%以上の到達により Wilderness Medical Associates International認定 Wilderness First Responder(WFR)およびILCOR準拠Adalt+Child,Infant CPR |
Certification(知識および技能の証明)の有効期限/更新 |
Certification(知識および技能の証明)取得日より3年間/更新の際にはWFRプロフェッショナルコースの受講または、
■WAFAでのWFR更新について WMAのWFR資格をお持ちの方は WAFAアドバンスコースでも更新が可能です。
・事前課題(30時間) ・講習中の補習 が必須となります。
*WAFAでWFRを更新希望される方は別途教材費が2160円加算されます。 |
マテリアル(教材) |
・WRAM(教科書) ・オレンジフィールドガイド(撥水加工テキスト) ・クラスノート ・SOAPノート(処置記録ノート) |
(*1 もしくは、基準を満たした別のプロバイダ発行の有効期限内のWFR資格を保有している方・他プロバイダのWAFA相当資格を保有の方はWMAのWFRコース+4日間は受講できません)
医療従事者(医師、研修医、救急救命士資格)を対象にしたトレーニングコースです。受講生の方の多くは、救助活動、都市部での災害や遠隔地にて医療サービスに関わる医師や救命士の方などです。カリキュラムの中心は、ウィルダネス状況下でも有効な二次救命処置に置かれています。一般の方を対象とした他のWMAコースと比較すると、医療技術の現場での応用、革新的なアイデアや受講者間でのディスカッションに重きが置かれます。
受講対象 |
・医師・看護師・救急救命士・薬剤師・獣医師 のいずれかの免許を有する方 ・野外での実習に参加可能な方
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サンプルシラバス |
1日目 - オリエンテーション、ウィルダネス医療における一般的な概念、役割と責任、傷病者評価システム、重要器官系への概要とその問題、脊椎 |
認定カリキュラム時間数 |
36時間-40時間 |
認定Certification(知識および技能の証明) |
コースへの100%受講、ディスカッションへの参加、実技テストでの80%以上の到達により Wilderness Medical Associates International認定 Wilderness Advanced Life Support(WALS)およびILCOR準拠Adalt+Child,Infant CPR |
Certification(知識および技能の証明)の有効期限/更新 |
Certification(知識および技能の証明)取得日より3年間/更新の際にはWALS医療従事者向けコース受講が必要です。 |
カリキュラム内容 |
WALSコースのカリキュラムには、医師、救助活動の専門家、そして研究者チームによって開発され、常に進化し続けています。私たちはリサーチを通じ、私たちの考えるウィルダネス医療のあり方をサポートするエビデンスを得ています。カリキュラムは理解しやすく、コース単体で完結し、また毎年その見直しも継続的に行われています。このカリキュラムは、「過酷な環境下や遠隔地での医療トレーニング」として適切な内容であり、またその有用性より世界中の医療従事者に認められています。 |
マテリアル(教材) |
・WRAM(教科書) ・オレンジフィールドガイド(撥水加工テキスト) ・クラスノート ・SOAPノート(処置記録ノート) |
単位制度 |
アメリカでの医療制度において、Wilderness Medical Societyに申請することで、該当する医師や医療従事者は、AMA PRA Category I Credit の単位を上限36時間まで取得が可能です。 |
*WALSコースは医師やそれに準ずる医療知識をお持ちの方を対象とするコースです。看護師資格をお持ちの方でも受講可能と判断した場合には受講可能な場合もあります。該当の方はお問い合わせフォームよりお問い合わせください。 |
このコースは過疎化市域、ウィルダネス状況下、またテクニカルレスキューの現場でのスキルと経験を深めたい救急救命士(医療従事者含む)を対象としたコースです。このコースの対象は救命士資格を維持していればレベルを問わずに受講可能ですが、特に救急救命のプレホスピタルの現場に従事する人を対象にカリキュラムは構成されています。
受講対象 |
・救急救命士・北米EMT以上の有資格者・日本国内の消防機関が採用している救急標準過程(250時間)以上の有資格者 ・コース参加時に18歳以上であること。
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サンプルシラバス |
Day 1 - 10.5 時間 オリエンテーションとイントロダクション; 一般原則;傷病者評価システム(PAS);重要器官の各システムのレビュー;SOAPノートを用いたPAS実技;脊椎の評価テスト;医療と法の諸問題 Day 2 - 9 時間 筆記テスト①とレビュー;アナフィラキシーと喘息;ALSとBLSにおける現場に適した技術的側面(応用);脊椎損傷者の体位変換と移動;傷病者のパッケージングと担架搬送法;シナリオに基づいたシミュレーション① Day 3 - 8.5 時間 筆記テスト②とレビュー;痛みの管理; 軟組織へのケガ;創部のデブリードマンと洗浄;筋骨格系のケガ;四肢のスプリント固定;脱臼; シナリオに基づいたシミュレーション② Day 4 - 9 時間 筆記テスト③とレビュー;環境医療; シナリオに基づいたシミュレーション③;捜索救助理論;捜索救助実技 / 医療キットと薬剤;筆記テスト⑤とコース総評 |
認定カリキュラム時間数 |
36時間-40時間 |
認定Certification(知識および技能の証明) |
コースへの100%受講、筆記および実技テストでの80%以上の到達により Wilderness Emergency Medical Technician(WEMT野外救急救命士)認定 |
Certification(知識および技能の証明)の有効期限/更新 |
Certification(知識および技能の証明)取得日より3年間/更新の際にはWEMT救命士レベル受講が必要です。 ※WEMT資格自体の有効期間は3年間となっていますが、これは救急救命士(北米ではEMT、Paramedic等)として有効な免許を維持していることを条件としています。救急救命士以外の資格を維持している医療従事者に対しては、WEMT資格の発行はありませんが、代わりに修了証が発行されます。このコースはCECBEMSにおけるcontinuing educationクレジットの 45時間として登録されます。リクエストによりCPR資格を追加することも可能です(インストラクターからの説明を要する)。 |
カリキュラム内容 |
WEMT(野外救急救命士)カリキュラムは、僻地環境や慣例に従っていては対処できないような状況下で起こり得る様々な困難を想定し、EMS(救急医療サービス)トレーニングと専門家の意見をベースに構成されています。その為、過疎化地域での救命医療、捜索救助、刑事法執行官(警察官)、災害レスポンス、またウィルダネス状況下への遠征などで医療担当となる医療従事者向けのプログラムとなっています。他のWMAIプログラムと同様にWEMTコースは、膨大な臨床経験と危険で困難な野外現場での医療ケアー提供の現実とのバランスの上に成り立ち、また最良の科学の最善の応用法を軸に展開されていきます。 |
マテリアル(教材) |
WMAI発行の教材が用いられ、それらは全てコース料金に含まれております。WARM教科書は申し込み完了時に送付され、またそれ以外の教材はコース初日に受け取ります ・WARM教科書 ・フィールドガイド ・クラスノート(WFR共通) ・ケーススタディー(英語) ・SOAPノート |
カスタマイズコース(1日研修プログラム) | |
□団体の中でスキルアップの研修会に利用したい。 □コストを抑えてまずはカリキュラムを体験してみたい。 |
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こんな方に最適のWMAカリキュラム体験ワークショップです。 |
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WMAカリキュラムをしっかりと理解するには20時間以上の正規コース受講が必要です。 しかし、限られた時間でもWMAカリキュラムの一部を知っていただくだくことは可能です。すこしでも野外災害救急を知ってい頂くために誕生したのが「カスタマイズコース(1日研修)」です。 |
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・WMAカリキュラムの紹介 ・独自の傷病者評価システム(PAS)の紹介 ・野外での救命評価と救命処置(野外BLS) ・二次評価や緊急度判断のレッドフラッグ |
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などを盛り込み、対象者の希望を相談により加えてオーダーメイドのカリキュラムを提供しています。 |
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費用は1回50,000~75,000円+諸経費で、10分~7時間の間で対応いたします。 これまで県が運営するガイド組織や自然体験施設のスタッフ研修、消防団の研修や看護大学、アウトドア関係者から問い合わせや受託の実績がうまれています。まずはお気軽にお問合せください。 |
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